ひきこもり生存戦略

ひきこもりなど、生きづらさを抱える人であっても、生き残れる方法を模索するブログ

エスキモー戦争の前夜

ナインストーリーズで一番好きな話は、テディだった。

今読んだら、違う感想かもしれない。

もしかしたら、今は、エスキモー戦争の前夜が一番好きな話かもしれない。

僕が読んだときは、エリックはもっと「いいやつ」な感じだったが、この映像だと、エリックはちょっと鼻もちならない感じに見える。ほかの配役は完璧。

ただ、この映像を見た人は原作も読んでほしい。

この短編小説の中で、ぼくがうなった英文の表現は、

"You wouldn't have to go, anyway," Ginnie said, without meaning anything but the truth, yet knowing before the statement was completely out that she was saying the wrong thing.

この文章表現は、本当に美しいと思う。

「どっちにしろ行かなくていいじゃないですか」本当のこと以外を言うつもりなどなくジニーは発言したが、その言葉を完全に言い終わる前に、間違ったことを言っていることが分かった。

この小説の最後で、捨てようと思ったサンドイッチをポケットに戻すところが好きだ。この小説は、本当につかみどころがない、雰囲気の小説に見えるのだけど、ぼくはこの雰囲気がかなり好きなのだ。高校のとき、精神状態が悪く、ほぼすべての小説が読めなくなったとき、なぜかサリンジャーは読めた。

The Licameli Brothers presents で a film by Goddamn Fools  Creative Collective

 

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